徒然なる日常

田舎の学芸員がいろいろと感じたことを徒然と思い付くままに。

東京をめぐる~その2

前日とは打って変わって快晴。

ということで、朝1からここへ。

fujiko-museum.com

1度見てみたかったのです。
小田急で登戸に出て、そこから直通バス。アジア系の人多い。
入館時間指定の予約制なので、入るまでに並ぶも館内はあまり混雑せず。

藤子・F・不二雄の生涯と作品を展示しており、当然ながら知っている、詠んだことのある作品ばかり。*1
特別展も開催されており、キテレツ大百科ドラえもんの原画を使って同じような道具が出ていることを比較したもの。
キャプションはほぼないのだけど、入館者には必ず音声ガイドが渡されるので、それを聞きながら展示を見ることになるので問題はない。

展示自体はあっさりと見ることは可能。
屋上などにドラえもんなどのオブジェがあるので、そこはなかなか興奮する。

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きれいなジャイアンミュージアム一押し。

子供連れだと楽しさもまた倍増でしょう。

 

このあと新宿に戻り、新国立競技場を眺めた後、行ったことないなと思いここへ。

www.meijijingugaien.jp

明治天皇の誕生から崩御の間の出来事を描いた日本画・西洋画が展示されている。
教科書などに乗っている大政奉還や小御所会議の絵なども。
各絵画はかなり大きく見ごたえあり。

 

最後はここに。

www.zojoji.or.jpここも前から来たかったところ。
お目当ては当然「台徳院霊廟模型」。
空襲で焼失してしまい、写真でしか残されていなかったものの模型が英国ロイヤル・コレクションとして保管されており、それが貸与というかたちで展示されている。
色彩や柱の装飾などが精密に再現されており、見に来てよかったという感想しかない。
徳川家御霊屋とのセット券もあるのでお勧め。
しかし、御霊屋に建っている看板を見ると近世の増上寺がいかに大きかったのかがわかる。

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近世の寺域と現在の寺域。ピンクはプリンスホテル

ということで、今回はここで打ち止め。
来年はオリムピックということもあり、宿泊費の高騰などもあるだろうから当面の上京は無理かな。
今回は特別展などはほぼ観なかったが、なかなか良い時間を過ごせた2日間でありました。



*1:個人的には21エモンをもう少し推してほしかった