「古社寺保存法の時代」@京都文化博物館などを観る
2019年もこんな感じで展示の感想などメモしていく所存。
ということで、ここ数年楽しみにしている京都文化博物館での展示をみることから展示観覧のスタート。
文博の前座というわけではないけど、その前に2つ展示をみる。
特集展示「初公開!天皇の即位図」@京都国立博物館https://www.kyohaku.go.jp/jp/project/emperor_2018.html
霊元天皇の即位図が屏風仕立てになっており、どのような人物が出ていたのかとともに民衆が儀式を見学している様子をみることができ、興味深く鑑賞。
個人的に楽所が演奏したりしているのか気になったのだけど、描かれていなかった。
つづいては岡崎に移動して、この展示。
この時代背景を知っているともう少し楽しめたのかもしれない。
後半に出てきたポスターなどがもう少しあると個人的には満足だったかも。
で、目的地。
古社寺保存法を軸に近代の文化財保存をとりあげたもの。
「日本の表装」「保存と修理の文化史」とこの時期の一連の展示は面白い。
「集古十種」や行政文書*1の展示は個人的に次の展示の参考としたいところ。
日本美術院から現在の美術院への流れなど修復関係にも触れているのは興味深かった。
京都の社寺の事例が中心だったけど、これは奈良だとどうなるのかが気になるところ。
来年度はどのような展示になるのか今から楽しみ。