「奈良さらし」展@奈良県立民俗博物館
4月から6月までそれなりに展示を見たのに更新せず。
それらはおいおい思い出したら書くということで、今日見に行った展示について。
「奈良さらし」展@奈良県立民俗博物館
近世、南都随一の産業として地域経済を支えた「奈良さらし」。
本展示では、従来の社会経済史的視点ではなく、奈良さらしそのものの魅力に迫りたい
と思います。高級麻織物のブランドとして全国にその名を知られ、「麻の最上は南都なり」とも賞されながらもこれまで殆ど顧みられることのなかった「布」そのものに焦点をあて、
麻織物文化の視点からのアプローチを試みます。
民俗博物館だけではなく、寧楽美術館と連携するとのこと。民俗博物館じたい行ったことがあるのか覚えてないし、車で行きやすいし、ということで行ってみた。
展示そのものは原材料からさらしを製造する過程、近世のさらしを利用した衣類などが展示されていた。
しかし、資料などについての情報量が乏しく、どういう展示なのかは正直よく分からない。
数点ではあるけども近世文書が出ていたが、どういう意図で展示されているのか、どういう意味の物なのかの説明がない。正直がっかりした。
もう少し見る人に伝えるような工夫がほしかったところ。
常設も見たけど、長期にわたって展示が変わっていないと思われる(特にパネル)。ちょっとリニューアルしても良いのではないかと思った次第であります。